パソコン Q&A
パソコンの調子が悪くなったら?
山大生は、全員にノート型パソコンの所持が義務付けられている。そして、パソコンに関するあらゆる相談に対応するために、パソコンSOSセンターが設置されている。
パソコンはいじると不調になったり設定を元に戻せなくなることが多い。その際、自力で修復できるようになることも大切な課題であるが、いつも修復できるとは限らない。そんな時には相談相手がいる。諸君の場合は、パソコンSOSセンターに行けば修復してもらえるのだから、大胆な設定変更やOSの再インストールなどを試みることは、よい経験になるであろう。社会に出てからは、いつも相談できる人が身近にいるとは限らないのだから。
PC-SOSセンターでは、メールマガジンも発行している。
購読登録・登録解除 質問 投稿 バックナンバーの閲覧は、下線付きの部分をクリックすることによってもできる。質問には1週間以内に回答がなされるであろう。
(山口県内居住者は、どなたでも遠慮なくご質問下さい。地域の方々に貢献することも、山口大学の任務ですから。)
PC-SOSのホームページから、過去に発行されたメールマガジンの概要を知ることもできる。
推薦するフリーソフト(無料ソフト)は?
PCの操作を楽しく学ぶためには、便利なソフト、楽しいソフトを使ってみることが望ましい。多くのソフトを使ってみることは、よい勉強になるであろう。
下記のソフト(使えるOSはWindows)は、ダウンロード先にリンクを貼ってあるので、アイコンが手の形になったときにダブルクリックすると、ダウンロード先へジャンプする。オンラインソフトは、窓の杜やVECTORにもまとめて置いてある(リンク集)。
Almail: 学校関係者は無料で使えるメールソフト。ウィルス対策さえしておけば、 Outlook Express や Windows メールでも問題はない。
テキストエディタ: 高性能テキストエディター。右クリックの機能を強力にカスタマイズできることが魅力。「Grep検索」機能も優れている。
+Lhaca: 大学推奨ノートパソコンにインストールされている使いやすい圧縮・解凍ソフト。
WinHand(窓の手): Windows のほとんどの設定は、このソフトの画面からできる。レジストリを操作するよりは安全。
Asroc Launcher: ランチャーソフト。タイトルバーに貼り付いているので、登録数が少なければ邪魔にならない。(インストール法については、「山口大学PC-SOSメールマガジン」第68号を参考にして下さい。
nrLaunch: これもまたランチャーソフトだが、設定が適切なら邪魔にならないし、起動方法が面白い。多様な設定ができる。
DDwin: 複数の電子辞書類を1つの画面から見ることができる。
IrfanView: 多機能画像ビュアー。
縮小専門: 画像を簡単に指定の大きさに縮小できる。
TClock: タスクトレイに月日や時間を表示する。パソコンの時計を標準時間に合わせる機能もある。文字を黒、背景色を黄色に設定することを推奨。
FFFTP: サーバー・端末(パソコン)間でファイルやフォルダーを転送する。大学推奨モデルにもインストールされている。
すっきりデフラッグ!!: バックグラウンドでソフトが動作していない最適な状態でデフラグとスキャンディスクを実行するソフト。
avast! 4 Home Edition: リアルタイム監視機能をもったフリーのウイルス対策ソフト。使いやすいので、現在はこれを使っている。
Grisoft - AVG Anti-Virus 7 (FREE) : 無料のウイルスの駆除もできるウイルス対策ソフト。数年前にはこれを使っていた。
OpenOffice.org: ワープロ、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトなどが無料で使える。プレゼンテーションソフト(Impress)はパワーポイントにそれほど劣らないと思われる。
テキペ:コピー&貼り付けする時、文字の大きさ等の書式を解除して、テキスト化する。ワンタッチで機能を停止することもできる。常駐させて使っている。
Microsoft Power Point Viewer: パワーポイントをインストールしていない人がパワーポイント画面を見るためのソフト。
Sleipnir: カスタマイズ性に優れたタブ切り替え型Webブラウザ。2002年度「窓の杜大賞」を受賞している。β版ではなく、正式版を使うこと。
付箋紙95: デスクトップにメモを貼り付けるツールです。スタートアップにではなくランチャーに登録しておき、必要な時に表示させて使っている。
ウィンドウズディフェンダー: 常駐して通信を監視し、スパイウェアの侵入を防ぐマイクロソフト社のソフト。数日おきにデータが更新される。
Foxit Reader: Adobe Reader よりも起動が速く、素早くPDFファイルを見ることができるソフト。特に、パワーポインファイルをPDF化したものを見るのに適している。
クセロPDF: アプリケーションデータやイメージデータからPDFファイルを作るソフト。「ダウンロードのページ」のPDFファイルは、これを使って作ってある。
メモリの掃除屋さん: メモリ最適化ソフトでPCの動きを軽くします。メモリ消費量の少ない上級用をスタートアップに登録して使っているが、メモリ消費量は3〜400K位である。
BunBackup : バックアップ元とバックアップ先を指定しておくと、「バックアップ開始」ボタンをクリックするだけでパックアップが行われる。毎週、「Documents」 (My Documents)フォルダのミラーリングを行っているが、所要時間は約1分である。自動バックアップも行える。Microsoft社の無料セキュリティツールの使い方:ベースラインセキュリティアナライザー、ウィンドウズディフェンダー、ウィンドウズライブセーフティセンターの使い方を説明しているPDFファイル。
Windows Live OneCare PC セーフティ: PCをスキャンし、ウイルスの検知と除去、ハード ディスク上の不要なファイルの削除、PC のパフォーマンスの向上を行ってくれる。
インターネット画面の印刷
インターネットの画面をそのまま印刷すると、画像も印刷されるし不必要な余白も印刷されるので、印刷枚数が多くなりがちですしインク代もかさむ。画像がなくても意味を理解できる場合は多い。特に、このサイト(ホームペジ全体)は、画像がなくても理解できる。もし、印刷してみたいという人がいたら、文章部分だけをワープロソフトにコピーし、編集してから印刷すると、コンパクトで読みやすい資料ができる。下にMS-Wordにコピーする方法を書いておきます。
◎方法1
●インターネット画面の印刷したい部分をマウスでドラッグして、選択する。選択された範囲は、文字と画面の白黒が反転して表示される。
●選択された範囲上にマウスポインタを置き、マウスの右ボタンをクリックする。
●現れるメニューから「コピー」を選ぶ。
●ワードなどのワープロソフトを起動する。
●その開かれた画面上で、メニューバーの「編集」→「形式を選択して貼り付け」→「テキスト」→「OK」とクリックする。単なる「貼り付け」を選択すると、HTML文書として貼り付けられるから、コンパクトな印刷には不適です。メモ帳などのテキストエディタに貼り付ける場合には、マウスの右ボタンをクリックして、現れるメニューから「貼り付け」を選んでも、テキスト文書として貼り付けられる。
●最初に選択する範囲は、必要な部分だけを選択してもよいし、より広く選択しておき、貼り付けてから不要部分を削除してもよいでしょう。
◎方法2
●インターネット画面の画像以外の場所でマウスの右ボタンをクリックする。現れるメニューから「すべて選択」を選ぶ。
●もう1回マウスの右ボタンをクリックして、現れるメニューから「コピー」を選ぶ。
●「方法1」の場合と同様な方法で、ワードなどにテキスト文書として貼り付ける。
●不要部分を削除し、レイアウトを整える。
◎以上の操作を効率よく行う方法については、「山口大学PC-SOSメールマガジン」の 96号と 160号を見て下さい。
高齢者と文明の利器 (付記)
はるか以前、私がアメリカの田舎の大学に留学していた頃に見た、今もよく覚えている光景がある。それは、大きな車をゆっくりと運転してきた老人が、車を降りて、杖にすがりながら、ゆっくりゆっくり歩いて家の中へ入って行った、という光景である。(車は手だけで運転できるものだったかもしれない。) 彼は、若いときから運転し続けてきたお陰で、歩行が不自由になってからも、車の運転ができ、どこにでも行けたのである。
私は、それを見て、「文明の利器はこう使われるべきだ」「自分もこのように老後を送りたい」と思い、家内にも自動車の運転免許取得を勧めた。今日とは違い、日本では、高齢者が自動車を運転することなど考えられなかった時代のことである。
文明の利器は、高齢者の衰えた身体的能力を補ってくれるものである。パソコンにもそのような機能がある。例えば、図書館に行けなくなっても、パソコンがあれば、ほとんど全ての新聞が自宅で読める。(図書館に行くのも、自動車の運転ができれば簡単だが、運転が出来なければ、多大の時間と労力と費用とがいる。)
それだけではない。新聞も虫眼鏡を使って読むよりも、パソコンで読んだ方が老人には読みやすいであろう。大きなフォントサイズの使用、画面のモニタいっぱいへの拡大、拡大鏡の使用などによって。また、インターネット上で、いろんな人と囲碁や将棋の対局を楽しむこともできる。このようなことを考えると、パソコンは、肉体的能力の衰えた高齢者にこそ必要なものであろう。少なくとも、私にはそう思える。
(私自身、既に記憶力がかなり衰えていて、本を一度読んだくらいでは覚えられないので、パソコンのトラブル解決に必要な知識のかなりの部分をデータベースから得ている。)
しかし、パソコンはパソコン教室に通っただけでは使えないであろう。操作ミスで設定が変わることもあるし、家族と共用だと、他の人が設定を変えることもある。設定等を自分の好みに変えられる必要がある。これまであまりパソコンを使ってこなかった高齢者が、パソコンライフを楽しむためには、不調になったときに、気軽に相談できる人の存在が不可欠であろうと思う。
山口大学PC-SOSも、余力があれば、地域貢献の一環として、地元の熟年者・高齢者のパソコン相談に対応すべきであろう。
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この絵は、画像ソフト(Photoshop Ver.4.0) を使って描いたCGです。